音楽界の異端児 – サティ ジムノペディ

こんな作品を書く人だからきっと性格も穏やかだろう。

いいえ。

有り余るほどの奇人エピソードを持った人物。

その中でおかしな作品を紹介。

「犬のためのぶよぶよした前奏曲」

実際は全くぶよぶよしていないカッコイイ曲。

これはタイトルで作品を判断する人々への皮肉。

ある出版社に持ち込んだがタイトルが意味不明との理由で却下。

再度出直した際のタイトルが、

「犬のための〝本当に〟ぶよぶよした前奏曲」

「ヴェクサシオン」

嫌がらせという意味。

その名の通り、一つのメロディーを840回繰り返せという意地悪な曲。

実際に演奏すると18時間かかるという。

ある演奏家は15時間弾き続けた595回目でダウン。

理由は〝幻覚が見えた〟から。